失敗しない冷蔵庫購入、選び方の目安を教えます!

生活家電

生活家電の中でも特に必要不可欠な冷蔵庫ですが

『どうやって選ぶのか分からない』とか

『たくさん種類があって、どれを選んだら良いか分からない』といった話しをよくききます。

ただでさえ高額な商品ですし、買い替えるにしても設置やリサイクルなどの手続きも煩雑になるので、気軽に買い替えるものではないですよね。

この記事では、そんな冷蔵庫の選び方を『初めての冷蔵庫購入』と『冷蔵庫の買い替え』の2つに分けて紹介しますので、冷蔵庫購入の目安にして頂ければと思います。

初めて冷蔵庫を購入する目安

冷蔵庫を購入するうえで大事になってくるのが、自分の生活スタイルにどんな冷蔵庫が合っているのかを理解することです

とはいえ、自分に合っているのか否かを理解するにしても基準が必要ですよね

まずは基本的な冷蔵庫を選ぶ目安を知り、自分にとって最適な冷蔵庫を選んでいきましょう

適切なサイズを理解しましょう

冷蔵庫にはさまざまなサイズがあり、人数や使いかたによって最適なサイズが異なります

まずは基本的なサイズの計算式に基づいて大まかなサイズを選びましょう

上記計算式に基づくと

  • 1人:240L
  • 2人:310L
  • 3人:380L
  • 4人:450L

になりますが、これはあくまで目安になります

例えば、1人暮らしの冷蔵庫で1番売れているのは100L~160L程度の小型冷蔵庫になりますし、2人暮らしの冷蔵庫であれば280L~300L台後半までバラつきがあります


あえて目安を作るとすれば、1人暮らしの方は計算式にある240Lを最大値の基準とし2人暮らし以上の方は計算式の容量(310L・380L・450L)を標準の基準として考えるのがおススメです

容量の目安が定まったら、以下の2項目を踏まえてサイズのアップ・ダウンを考えましょう

食材の購入頻度でサイズアップ・サイズダウン

毎日:毎回の購入量が少ないのであればサイズダウンするのがおススメ

2~3日に1回程度:平均的な量になるので目安の容量がオススメ

週末にまとめて:一時的に目安以上になる可能性があるのでサイズアップがオススメ

自炊の頻度でサイズアップ・サイズダウン

毎日:食材の購入頻度に合わせて考えましょう。作り置きが多いなら更にサイズアップがおすすめ

2~3日に1回程度:食材の量が少ない傾向にあるならサイズダウンがおススメ

外食がメイン:飲料や常備食材がメインになるのでサイズダウンがおススメ

冷蔵庫の使いかたを考慮しましょう

冷蔵庫には複数の部屋があり、それぞれの役割があります

200L以下のモデルは冷蔵室・冷凍室の2部屋構成になっているものが多く

200L以上のモデルは冷蔵室・冷凍室・野菜室などの3部屋以上の構成になってるものが多くなります

これら部屋の数はサイズが大きくなればなるほど部屋の数は多くなる傾向にあります

それぞれの部屋の役割

冷蔵室:日常的に使う食材を保存する一番大きな部屋で、常備食材や飲料など様々な食材に適している(庫内温度は0~5℃程度)

野菜室:名前の通り野菜を保存するのに適している部屋で、冷蔵室より密閉度が高く乾燥しにくいのが特徴(庫内温度は3~8℃程度)

チルド室:納豆や味噌などの発酵食品、チーズやヨーグルトなどの乳製品の保存に適している部屋(庫内温度は0~3℃程度)

冷凍室:冷凍食品や食材を凍らせて長期保存する部屋(庫内温度は-20℃前後)

パーシャル室:肉や魚などの食材を少しだけ凍らせて、冷蔵室よりも長期保存できる部屋。完全に凍らせていないので解凍の手間も少なく、包丁でそのままカットできるのも特徴(庫内温度は-3~0℃程度)

冷蔵庫のメーカーやモデルによってそれぞれの部屋のバランスが異なるので、自分が普段購入する食品の中から重視する部屋を見つけましょう

例えば、野菜をよく購入するから野菜室が広めなタイプとか、冷凍食品が多いから冷凍室が広いタイプくらいのイメージをしておくと選びやすくなります

設置場所に注意しましょう

冷蔵庫は『大は小を兼ねる』側面があるので、基本的には大き目を選んでおくと失敗が少ないと言われますが、設置できなくては意味がありませんよね

設置場所のサイズを冷蔵庫を選ぶ前に確認し、その上で以下の2点に注意すれば失敗することがなくなります

本体サイズ+放熱スペースが設置場所に入るか確認しましょう

冷蔵庫の設置スペースには本体の『幅×奥行き×高さ』に加えて、冷蔵庫ごとに定められた『放熱スペース』が必要になります

特に忘れがちなのが放熱スペースで、仮に放熱スペースを無視して設置してしまうと、熱がこもってしまい冷蔵庫が冷えにくくなるので注意が必要です

搬入経路に余裕があるか確認しましょう

設置スペースに余裕があっても搬入出来なくては意味がありません

設置スペースに合わせて搬入経路の幅も確認しておきましょう

この時に注意して頂きたいのが、一番狭くなる部分に余裕があるかを確認することです

例えば、建物の構造上ドアが開き切らない場合は、ドアの幅に余裕があってもドアノブが引っかかって搬入が困難なこともあるので注意が必要です

冷蔵庫を買い替える目安

冷蔵庫の買い替えにはさまざまな理由があります

例えば『今の冷蔵庫に不満があるから買い替えよう』とか『冷蔵庫が故障したから買い替えよう』など

前者の不満があるというケースには明確な目的があって買い替えるので、選ぶ際の基準があり失敗しにくいかと思います

しかし、後者の故障したというケースでは『使えなくなったから早く買い替えよう』といった目的が中心のため、選ぶ基準が不明確になり購入後に失敗を感じてしまうことがよくあります

冷蔵庫を買い替える際には、現状を振り返って新しい冷蔵庫に何を求めるのかを考えておくのが重要です

適切なサイズを再検討しましょう

買い替えの失敗でよく聞くのが『もっと大きいのにしておけば良かった』ということ

急いで買い替えようと考えていると、今のサイズで支障がないから同じサイズで購入しようという気持ちになりやすいです

サイズが大きくなれば価格も上がるので妥協案に近い感情につながるんですよね

失敗しないためには最低でも以下の2点を押さえましょう

直近数ヶ月を振り返って入りきらなかったことがある

『週末にまとめ買いをして帰ってきたら冷蔵庫に入りきらない…』こんなことがあるとストレスに繋がりますよね

大半は問題がなくても、定期的にストレスがたまる状況が生まれるのであれば、それは購入後の不満につながるはずです

また、冷蔵室は7~8割以上に食材を詰め込んでしまうと、冷蔵効果が下がってしまう為おススメしません(冷凍室は隙間がない方が冷却効果が上がります)

直近数ヶ月を振り返って入りきらなかったことがあるのであれば、+70L程度のサイズアップをするのもおススメです

小さなお子さんがいる

小さいお子さんがいる場合は現時点で不満がない場合でも要注意です

なぜなら、子どもの成長につれて食事を食べる量が増えるからです

小学生の後半から中学・高校に至らないお子さんがいる場合で5割程度の余裕があるのであれば、現在のサイズと同等のサイズを選んで問題ない思いますが、7~8割程度埋まっている状況であれば+70Lのサイズアップをすると、使い続ける中で不満が起きにくいサイズになります

普段の使いかたを振り返りましょう

買い替えの方であれば、これまで冷蔵庫を使用する中で『よく購入する食品』の傾向も明確になっていると思います

冷蔵庫はモデルによって強化されているポイントが異なりますので、自分の良く購入する食品の傾向に合わせてモデル選定をするのがおススメです

  • 冷凍食品が多い冷凍室の広いモデルがおススメ
  • 野菜が多い野菜室の広いモデルがオススメ
  • 生鮮食品が多い冷蔵室に+α機能を持ったモデルがオススメ など

これらのポイントはメーカーによって異なりますし、上位モデルと下位モデルの違いでも異なってきますので、まずはどれか1つのメーカーに定めて基準を作るのがおすすめです

その上で、同等スペックの他メーカーはどんな使用になっているかを比較すれば自分にとって最適な冷蔵庫が選べるでしょう

例えば、『パナソニックの450Lタイプがサイズ的にも機能的にも使いやすそう』といった基準が出来たら、そのサイズに近い日立や三菱を比べる

比べてみて自分の基準より良いモデルが他のメーカーにあるのであればそれにすれば良いですし、基準を上回らないのであれば基準で選んだモデルを購入すれば最適な冷蔵庫購入になるでしょう

冷蔵庫購入のまとめ

冷蔵庫の購入は『新しく冷蔵庫を購入する方』と『冷蔵庫を買い替える方』で、押さえるポイントが異なります

『新しく冷蔵庫を購入する方』はサイズの目安や利用用途、またそれに伴う設置スペースや搬入経路の注意事項を押さえて選べば失敗は少なくなると思います

『冷蔵庫を買い替える方』はこれまで使ってきた過去を振り返って最適なモデルを選ぶのが重要です。サイズが足りているのか、自分の使いかたに合っているのかなどを考慮してモデルを選ぶことで失敗を防ぐことができるでしょう

今回の記事で紹介した内容はあくまで基本的な考え方になるので、実際に冷蔵庫を選ぶ際の目安にして頂ければ嬉しいです

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