除湿器ってどうやって選べばいいの?初心者でもわかる除湿器の選び方ガイド

生活家電

梅雨時期や夏場のジメジメとした湿度は様々な問題が発生しますよね

衣類や家具にカビが生えてしまうことはもちろん、高すぎる湿度は倦怠感や食欲不振を引き起こすなど、身体にとっても悪影響を与えることに繋がりかねません

そんな時に活躍するのが『除湿器』になりますが、『買ってみたけど効果が感じれない』という声も少なからず聞こえてきます

今回は除湿器を購入する上で理解しておきたいポイントから、失敗しない除湿器の選び方を紹介したいと思います

除湿器のタイプ

湿度を下げたりコントロールする機能を持った除湿器ですが、大きく分けると部屋全体やクローゼットなどの『空間に対してのみアプローチする除湿器』と、洗濯物など『空間と衣類に対してアプローチする除湿器』2つのタイプに分かれます

除湿器を選ぶ上では自分がどこまでの機能を求めるかで選択すると、最適な除湿器が選べると思います

衣類乾燥除湿器

空間の湿度をコントロールすると共に、洗濯物などの濡れた衣類を乾燥させる機能が付いた除湿器

乾燥した風を洗濯物などに直接当てることで、部屋干しのときに短時間で乾燥させることができるので嫌なニオイを防ぐことにもつながります

雨で洗濯物が干せなかったり、そもそも外に干したくない方におススメ

衣類乾燥除湿器は機能や種類・サイズによってさまざまな選択肢があるタイプになります

除湿器

空間の湿度を抑えることが目的の除湿器

余計な機能が付いていないシンプルなモデルが多く、電源のオン・オフのみで使いやすい

除湿器の傾向としては小型のモデルが多く、脱衣所やクローゼットなどの閉じられた空間の湿度を抑えるのにおススメ

小型のスポット的な利用であればコスパの良いモデルが多くなります

除湿器の方式

除湿器はモデルによって除湿の方式が異なり、使いたいシーンにマッチしないモデルを選んでしまうと様々なトラブルやストレスにつながりかねません

除湿器を選ぶうえで大事なことは、自分の使い方に合った方式を選ぶことです

それぞれの方式を理解し最適なモデルを選びましょう

コンプレッサー式

コンプレッサー式はエアコンのように湿度のある空気を冷やすことによって、結露した水滴をタンクに溜めるタイプの除湿器

取り込んだ空気を冷やすことによる温度差で水滴にするので、室温の高い夏場や梅雨時期の除湿効果は非常に高くおススメ

また、他の方式に比べると電気代が安くなりやすいのもメリットのひとつです

対してコンプレッサーのデメリットは冬場の除湿効果が低いということ

これは冬場の室温が低いため、温度差が作れないことから生じるデメリットになります

もし冬場にコンプレッサー式を使用するのであれば、暖房を併用して室温を上げると除湿効果が高まるのでおススメです

デシカント式


デシカント式は乾燥剤に空気中の水分を吸収させ、その水分をヒーターにより暖めて水蒸気にしてから熱交換器に送り冷やすことによって、結露した水滴をタンクに溜めるタイプの除湿器


取り込んだ空気を暖めてから冷やして除湿するので、室温の低い冬場に使いたいのであれば除湿効果が高くおススメです


対してデシカント式のデメリットは夏場に室温が上がってしまうこと


これはデシカント式の仕組み上、ヒーターで暖める手順が入ることが原因になります


また、コンプレッサー式に比べるとヒーターを使っている分、電気代が高くかかる傾向にあります

ハイブリッド式

ハイブリッド式はコンプレッサー式とデシカント式が合わさった除湿器

それぞれの方式のメリットが組み合わさっているので、夏場や梅雨時期の除湿から冬場の除湿まで1年通して効率の良い除湿ができます

除湿効果が高い反面、2つの方式が組み合わさってるのでサイズが大きくなりやすいので、スペースが狭い場所には不向きかもしれません

また、性能が高い分コスト面も高くなりやすい傾向があります

ペルチェ式

ペルチェ式とはペルチェ素子といった半導体熱電素子を用いた除湿器

電気を流した際の冷却効果により結露させた水滴をタンクに溜めるタイプ

本体の特性上サイズが小さく、コンパクトなモデルに採用されることが多いです

クローゼットや靴箱など、範囲の狭い場所の除湿をするのにおススメです

除湿器の適用畳数とタンクサイズ

除湿器には適切な畳数があります。これは除湿できる広さを示すもので、自分が使いたい場所に合わせて選択することが重要です

また、モデルによってタンクサイズもさまざまあります。タンクのサイズが小さいと溜まった水を廃棄する頻度が増えるので、普段のお手入れの目安にすると使用上のストレス軽減につながります

適用畳数

適用畳数は除湿ができる範囲を示すもので木造と鉄筋の2つが設定されており、適用畳数が広ければ広いほど除湿性能が高いといえるでしょう

木造の物件は湿度が下がりにくいので小さめの畳数表記になりますが、鉄筋の場合は湿度が下がりやすい傾向にあるので木造の2倍程度の適用畳数となります

除湿効果の高さを重視して除湿器を選ぶのであれば、木造の適用畳数を目安に選ぶと失敗が少なくなります

タンクサイズ

除湿器の性能が高ければ高いほどタンクサイズも大きくなります

湿度の高い季節や衣類乾燥を頻繁に利用するのであれば、通常よりも早い段階で満水になってしまう可能性があるため、比較的に大容量なタンクサイズを選ぶのがおススメです

上記、適用畳数とタンクサイズは比例した関係性にありますが、どちらを重視するのかを意識しておくと、購入した後の不満が出にくいと思います

例)6畳の部屋に設置するが不在の時間が長いので、タンクサイズの大きい14畳タイプを選ぶ など

その他機能

除湿器には湿度対策をする以外にもさまざまな機能を持ったモデルがあります

主な機能としては冒頭に解説した『衣類乾燥機能』になりますが、その他にも『除菌・消臭機能』や『連続排水機能』などを持った除湿器があります

同じ機能やコストで迷った場合には、そういった+αを選択肢に入れることで、失敗も少なくなり最終的に1機種に絞り込みやすいと思います

まとめ

除湿器は自分の環境や使用用途に合わせて選ぶのが大事です

純粋に湿度のコントロールのみに使用するのか、それとも部屋干しが多いから衣類乾燥にも使用したいのか

また、除湿を行いたい季節によって適切な方式が異なりますので、方式毎の特徴を理解して除湿器を選ばないと除湿性能の低下につながりますので注意が必要です

今回解説した内容を押さえるだけでも限りなく失敗を防ぐことができると思いますので、参考にして頂ければと思います

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